食用カニの豆知識

 

 

食用のカニとしてはタラバガニやズワイガニ、毛ガニに代表される大型のカニが有名ですが、ワタリガニやクリガニ、モクズガニなどの中型〜小型のカニも魅力があります。

 

かにみそはズワイガニや毛ガニ、ワタリガニで楽しめますが、川ガニであるモクズガニのカニみその方がより濃厚でかにみそ好きにはお勧めです。

 

カニの食べ方は茹でガニ、焼きガニ、カニしゃぶ、カニ汁が日本でよく食べられる方法ですが、海外では脱皮したてのカニを油で丸ごと揚げて食べるのが一般的です。

 

また、その他のカニの調理法としては生のカニをしょうゆだれに漬け込んで食べるケジャンや塩で漬け込むガン漬けなどもあります。

 

 

 

食用カニの豆知識記事一覧

カニの規格タラバガニはロシア・アラスカ・カナダなどの国から輸入されています。輸入国の表示はS・M・L・2Lでカニを仕分けています。この規格はタラバガニの重さで区分されています。しかし、カニを輸入先となる国で同じ規格でもその重さの範囲が違うのです。また日本の規格は重さや長さ、サイズなどを組み合わせた表示となっているため、非常にわかりにくい表示方法になっています。タラバガニは毛ガニより大味ですが、ぷり...

かにみそ好きの甲羅盛かにみそは人間の肝臓と膵臓の機能に似た消化を助ける器官です。特にモクズガニや毛ガニのカニみそが濃厚でお勧めです。甲羅盛には様々なバリエーションがあります。カニみそにカニのはほぐした身を加えたものが多いようですが、カニみそだけの商品もあります。甲羅盛りとはカニみそを入れるうつわがかにの甲羅を使っている商品を総称しています。ほぐした身が入っているかは別問題です。カニみその味はカニみ...

カニ鍋には生のぶつ切りカニ鍋といっても他の海鮮と合わせた寄せ鍋風のものもあれば,カニが主役のカニ汁もあります。いずれの鍋で調理するにしても生のカニから出る出汁が鍋をおいしくすることに間違いありません。でも、生のカニは高くて予算が足りないという場合は生のカニのぶつ切りを使うことで少ない予算でもおいしいカニ汁を食べることができます。スーパーで販売されているうま味のないボイル冷凍ガニを買うくらいなら、イ...

カニに寄生するカニビルカニの甲羅にはフジツボやカニビルと呼ばれる生物が寄生しています。どちらもカニから栄養を摂取しているわけではありません。カニビルやフジツボは自分で移動する手段をもっていないので、カニの甲羅に付着して次の場所まで連れて行ってもらうわけです。カニビルは脱皮したての若ガニの甲羅に卵を産み付けますが、甲羅にこの黒い卵がたくさん産みつけられているカニは甲羅の堅いカニということでカニの身が...

カニのメスが小さい理由ズワイガニのメスは親ガニ、せこがに、セイコがになどの呼び名があります。メスはオスより小さく甲羅幅が7〜8pで産卵できるようになります。メスはこの大きさになると産卵を繰り返すためオスのように大きくはなりません。産卵の時期は8〜11月と2〜3月の2回に分かれます。メスは資源保護のため解禁される期間は11月〜1月の短いのです。この期間に獲れる貴重なメスの内子や外子は非常に貴重なので...

カニのアルビノと縁起担ぎ人や動物、そして昆虫に至るまで色素のないアルビノと呼ばれる突然変異個体が稀に生まれることがあります。カニのアルビノは福井県で1993年、2008年、2012年に色素のない白いズワイガニが捕獲され話題になりました。その理由はめったに獲れない白いカニということに加えて普通のかにと並べると紅白でめでたいということになったようです。海外ではスノークラブと呼ばれる白いカニがオーストラ...

アブラガニアブラガニは食べて脂っぽい、カニみそが脂っぽいなどのイメージで昔はあまり食されていなかったようですが、近年は少し違ってきています。タラバガニが激減する中でタラバより割安で味もさほど変わらないという評価が定着しつつあるようです。実際の販売価格もタラバガニと比べて決して割安ではありません。アブラガニはタラバガニよりやや小型で青い体色をしていることから「Blue King Crab」と呼ばれて...

希少なアサヒガニ胴体の甲羅が異常に大きい頭でっかちのアサヒガニをご存知ですか。胴体が徳利のような形でそれを支える小さな足が非常に不恰好に見えます。実はこの格好をしていることでアサヒガニは他のカニとは違う動き方をするのです。つまりカニの横歩きは苦手だということです。理由はエビのしっぽのように突き出た袴にあります。普通のカニの袴は甲羅の反対側に折りたたまれているので横移動ができますがアサヒガニはそれが...

カニの食中毒と腸炎ビブリオ食中毒は生のかきはノロウイルス、鳥肉はサルモネラ菌、おにぎりなどで起こる黄色ブドウ球菌、生の刺身に多いカンピロバクターなどが原因で発症します。かにの食中毒は腸炎ビブリオによるものが多いのですが、腸炎ビブリオは海中に生息する細菌で真水では生きられないので、鮮度良い魚介類でも表面を良く洗うことは大切です。腸炎ビブリオが人へ感染するには100万個以上の菌がいないと感染しないとさ...

かにとフジツボかにの外殻にはフジツボやカニビルなどの生物が付着する場合があります。これらの生物はカニが脱皮してから時間が経過している証拠にもなります。かにビルの卵が甲羅に付着したかには甲羅の堅いカニで身が詰まっている証とされています。一方、フジツボは破砕した小さな殻がクレームを生み出す厄介者になります。理由はカニを加工または料理する際にフジツボの殻が残ってしまうからです。このフジツボの殻が雑炊やカ...

モクズガニの寄生虫上海ガニは12月ごろの内子を持つメスが非常においしいカニですが厄介者でもあります。その1つは肺吸虫(旧名:ハイジストマ)の中間宿主であるということです。日本にいるモクズガニも肺吸虫の中間宿主であることに違いはありませんが、加熱調理することで人体に寄生されることはありません。ただし、活きた状態だとカニの体内に肺吸虫がいる場合は寄生される危険があるわけです。例えば生きたモクズガニをす...

かにとテトロドトキシンテトロドトキシンはフグやヒョウモンダコなどが体内に蓄える毒素で、加熱しても分解せず、その致死力は青酸カリの850倍といわれています。テトロドトキシンはシュードモナスと呼ばれる細菌が生産する毒素ですが、あさりやホタテ、ムラサキイガイなどの貝類で確認されています。カニは海底にすむ貝類やゴカイ、魚の死骸など何でも食べる海の掃除屋ですが、貝類を食べることで体内にシガテラ毒を蓄積する場...

カニのブルーアイス外国から輸入された生の冷凍ガニの肩が青っぽくなることをブルーアイスと呼んでいます。これはカニの血液(体液)が外に漏れだしたものを急速冷凍することで起こります。体液が漏れ出したカニを急速冷凍しない場合は酸化されて黒く変色してしまいます。逆に言うとブルーアイスの方が鮮度が保たれている状態ということになります。人の血液は赤い色をしていますがこれは鉄を中核とするヘモグロビンと呼ばれる呼吸...

花咲ガニと昆布花咲ガニは根室半島沿岸の30〜50mくらいの比較的浅い海が漁場で、ナガコンブなどの海藻も食べています。ナガコンブは全長10mにもなるコンブですが、煮だしに使われる昆布のように肉厚でなく、煮物や佃煮に利用されているコンブです。花咲ガニはタラバガニに比べると味が濃いといわれますが、これはコンブのうまみをたっぷりと体内に蓄えているからでしょう。花咲ガニの漁期は釧路が3〜7月、根室が9〜11...

カニとシガテラ中毒の深い関係シガテラ毒は有毒渦鞭毛藻という植物プランクトンが生産する毒素で、この植物プランクトンを食べる生物は体内にシガテラ毒を蓄積します。カニは海底にすむ貝やゴカイ、魚の死骸など色んな生物を食べていますが、上記のプランクトンが発生した海域のカニがシガテラ毒を蓄積することになります。日本では沖縄近海で発生が確認されていますが、シガテラ毒は加熱しても無毒になることはなく、毒を蓄積した...

トゲクリガニで花見トゲクリガニは毛ガニよりひとまわり小さいカニで安くて濃厚なカニみそが味わえるのですが、漁獲量が少なく全国的には流通していません。青森では4月から漁が始めることから桜の花見にお酒の肴として食されています。茹でる前はやや黒っぽい体色をしていますがゆでれば毛ガニと変わりません。トゲクリガニのカニみそは毛ガニに劣らず濃厚なので、カニみそも入れたカニ汁で頂くのもお勧めの食べ方です。カニ汁用...

カニの鋏と脚かにやヤドカリは十脚目ということはよく知られていますが爪(はさみ)はこの10本の脚の一部なのかという疑問が残りませんか。そもそも十脚目のカニやヤドカリは2対の鋏を持っています。はさみは2対で2本、残りの4対8本の脚が歩行するための脚なのです。これを合わせると5対10本の脚になります。脚とは正確には胸脚と書き胸から伸びた脚いう意味なのです。でもヤドカリの仲間のタラバガニは見た目でいうと4...

カニ酢と土佐酢かに酢の作り方は三杯酢に鰹節のうまみを加える土佐酢と同じですが、土佐酢の由来は土佐が鰹節で有名なことに由来すると言われています。かに酢はカニしゃぶを食べるための合わせ酢ですが、カニ酢と土佐酢は作り方は同じでも使用する目的が違うので商品名を変えているわけです。カニしゃぶにつける調味料はかに酢、ぽん酢、わさび醤油、黄金だしなどがありますが、カニのうまみを引き出すのはかに酢が一番です。かに...

かにすきとカニ鍋すき焼きは牛肉を焼いて割下を加え、しょうゆ・砂糖などで味付けする料理ですが、メインの食材は牛肉です。メインの食材が鳥に変われば鳥すき、魚介類なら魚すき、うどんがメインならうどんすきとなるわけです。カニすきも魚すきの一つになるわけです。一般的に鍋料理を作る場合は昆布や鰹節、しょうゆ、酒などで味付けした出汁を使います。カニすきは上記の一般的な鍋と基本的に出汁を使う点は同じです。ただしカ...

カニとタコの話タコは伊勢えびやカニなどの甲殻類やアワビなどの貝類を好んで食べるとされています。カニにとっては天敵であるタコですが2017年の水温低下が影響で2018年は不漁となっているようです。カニが増えるとそれをエサとするタコが豊漁になることがありますがタコが不漁の翌年はカニが豊漁になる可能性があります。既に、2018年はカニが豊漁となっているようですが割安でカニが食べられるのは非常に嬉しいこと...